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市立病院の産科再開・抜本的な保育園待機児童対策・幼稚園就園奨励費補助金の増額等を求める請願A

請願第14号(平成18年) 市立病院の産科再開・抜本的な保育園待機児童対策・幼稚園就園奨励費補助金の増額等を求める請願A

受理番号
請願第14号
(平成18年)
提出年月日
平成18年8月28日
受理年月日
平成18年8月31日
付託委員会
福祉環境
議決結果
審議未了
議決年月日
紹介議員
大野ミヨ子
新井貞夫

内容

請願第14号
(平成18年)
 市立病院の産科再開・抜本的な保育園待機児童対策・幼稚園就園奨励費補助金の増額等を求める請願A

趣旨
 平成17年度の我が国の合計特殊出生率(一人の女性が生涯に産む子どもの平均数)は1.25人と大幅に下がり、日本全体に衝撃が走っています。一方草加市の平成16年度の合計特殊出生率は、それをも下回る1.23人です。以下に述べますように、現在草加市は、安心して子どもを産み育てられる街とはいえない状況にあります。将来の草加市の繁栄につながる子育てしやすい環境を整えるためにも、子育て支援予算を大幅に増額し、以下のような抜本的な対策を打ち出して下さるよう強く求めます。
 現在の草加市には出産できる病院がほとんどなく、草加市の女性は、いくつもの病院に断られながら大変な苦労をして隣接する他の自治体で出産しなければならない、という異常な状態に陥っています。2004年(平成16年)に新しくオープンした市立病院にも、当初は産科が開設されておりましたが、医師体制の維持が困難となり、産科が閉鎖に追い込まれました。このように更なる少子化に拍車をかけるような深刻な事態を早急に改善するため、必要な予算と医師の体制作りを行い、一日も早く産科を再開していただくことを強く要望いたします。
 また草加市は、東京都に隣接し働く若い世帯も多く、保育園の待機児は、平成18年3月1日現在で414人、6月1日現在で251人と大変多く存在します。そのような中、草加市では待機児童対策として、さかえ保育園の建替えに伴い、今までの120人定員を180人定員の大規模園にする計画が検討されています。他の自治体の180人定員の保育園の視察も行いましたが、このような大規模園では、子どもの伸び伸びとした保育園生活を保障するのは困難であること、反対に0〜5歳児までの乳幼児の命の安全を守るだけでも適正規模の保育園を上回る膨大な人件費がかかってしまうこと等から、大規模園の設置には強く反対いたします。新さかえ保育園を適正規模の保育園にしていただきますよう強く要望いたします。また、仮園舎を建設し、子どもたちの保育園生活を守って下さいますようお願いいたします。
 待機児童が多い中、第2きたうら保育園は、平成18年度より順次1歳児〜4歳児の受入れが廃止され、平成21年度には5歳児クラスのみの保育園となり、平成22年度には閉園される予定です。閉園に伴って生じる新たな待機児の解消、そして抜本的な待機児童対策のためにも、新設園の建設をお願いいたします。
 高砂小の建替えに伴い、複合施設化としてあずま保育園の建替えも予定されておりますが、十分な議論もなく、平成18年3月議会にて「突然の0歳児クラス設置廃止」が提案されました。平成18年3月1日現在の0歳児の待機児は、他の年齢児に比べて非常に多く、119名を記録している現状に鑑み、あずま保育園をはじめとした今後新設される保育園には、必ず0歳児クラスを設置することを強くお願いいたします。
 また、ファミリーサポートステーションには、病児サポート依頼が多くあり、子どもが病気になった時の保育は、働く親にとっては深刻な悩みとなっています。ギリギリの人員体制で働かざるを得ない職場も多く、病気の子どもを抱えた親にとって、連日職場を休むことは、仕事だけではなく雇用状況も脅かされかねない深刻な問題です。他の自治体で取り組んでいる「病児保育室もしくは病後児保育室(看護士が常駐)」が市内に数カ所あれば、大変に助かります。病児保育室もしくは病後児保育室の設置をお願いいたします。
 草加市の就学前の障がい児のための療育施設は、知的障がい児の通園施設「あおば学園」1施設(定員30名)のみです。また、あおば学園も各保育園の育成保育も、軽度発達障がい児や肢体不自由児などの他の障がい児や集団生活が困難な子どもたちは対象外となっており、その上市内の療育施設にはベテランの常勤職員が数少ないため、十分な指導や援助・相談を受けられないという深刻な状況にあります。これらの状況を改善するためにも、就学前の障がい児のための療育施設を増やして下さい。
 幼稚園に子どもを通わせる家庭にとって、現在の草加市の「幼稚園就園奨励費」交付基準では、まだまだ必要経費が家計を圧迫する状況にあります。近隣の越谷市や足立区では、草加市より多額の就園奨励費が補助されています。「私立幼稚園就園奨励費補助金」を増額し、少しでも子育てしやすい環境をつくっていただきますようお願いいたします。
 医療や福祉の充実は、私たち市民の最低限の生活を守るために、大変に重要な施策です。草加市予算の見直しによる、市民の生活や福祉に優しい街づくりを強く願いまして、以下の項目を請願いたします。

項目
 1 草加市立病院の産科を早期に再開して下さい。
 2 さかえ保育園の建て替えは180人定員の大規模園ではなく、適正規模の保育園にして下さい。
 3 工事による騒音や振動など劣悪な保育環境を回避するため、さかえ保育園の仮園舎を建設して下さい。
 4 第2きたうら保育園の閉園に合わせて、新たな保育園を新設して下さい。
 5 あずま保育園の建て替えをはじめ、新設保育園には0歳児クラスを設置して下さい。
 6 就学前の障がい児のための療育の場を増やして下さい。
 7 病児保育室もしくは病後児保育室を設置して下さい。
※ 8項目中、8については、請願第14-1号に記載

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