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意見書・決議の詳細情報

委第4号 細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化を求める意見書

発議案番号
委第4号
提出者
賛成者
議決年月日
平成23年1月19日
結果
原案可決

内容

委第4号議案

 細菌性髄膜炎ワクチンの公費による定期接種化を求める意見書

 細菌性髄膜炎は、初期は発熱以外に特別な症状が見られないことから、診断が難しく、重篤な状態となって初めてわかる恐ろしい病気である。また、毎年約1,000人もの乳幼児がかかる病気で、死亡率5%、後遺症の残る率は20%と言われている。
 しかし、この病気の原因とされるインフルエンザ菌b型(ヒブ)と肺炎球菌には既にワクチンができており、世界保健機構(WHO)は1998年に世界じゅうのすべての国々に対して、乳幼児へのヒブワクチン無料接種を推奨している。
 肺炎球菌についても七価ワクチンが世界77カ国で承認され、定期接種化した国々では「細菌性髄膜炎は過去の病」となっており、アメリカでは発症率が約100分の1に激減したと言われている。
 日本では、乳幼児に接種できる七価ワクチンはまだ承認されておらず、ヒブワクチンは2008年12月にようやく接種できるようになったが、任意接種のため、子育て世代には大きな負担となっている。
 ヒブワクチンと七価ワクチンの公費による定期接種化が実現すれば、恐ろしい細菌性髄膜炎から子どもたちを守ることができる。
 よって政府においては、細菌性髄膜炎から子どもたちを守るため、乳幼児が接種できる七価ワクチンを速やかに承認し、あわせてヒブワクチンを含む公費による定期接種化を継続的に実現するよう強く求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成23年1月19日
  埼玉県草加市議会
 内閣総理大臣 様
 厚生労働大臣 様

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