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意見書・決議の詳細情報

議第10号 次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書

発議案番号
議第10号
提出者
提出者
 宇佐美 正隆
賛成者
 切敷 光雄
 平野 厚子
 佐藤 勇
賛成者
議決年月日
平成28年6月14日
結果
原案可決

内容

議第10号議案

 次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しに関する意見書

 平成27年6月30日に閣議決定された「骨太の方針」の中で、次期介護保険制度改正に向けて、軽度者に対する福祉用具貸与等の給付の見直しを検討することが盛り込まれた。現行の介護保険制度による福祉用具、住宅改修のサービスは、高齢者自身の自立意欲を高め、介護者の負担軽減を図るという極めて重要な役割を果たしている。
 例えば、手すりや歩行器などの軽度者向け福祉用具は、転倒防止や骨折予防、自立した生活の継続を実現し、介護の重度化を防ぎ、遅らせることに役立っている。また、安全な外出機会を保障することによって、特に一人暮らしの高齢者の閉じこもりを防ぎ、社会生活の維持につながっている。
 仮に軽度者に対する福祉用具、住宅改修の利用が原則として自己負担になれば、特に低所得世帯等社会的弱者の切り捨てになりかねず、また、福祉用具、住宅改修の利用が抑制され介護の重度化が進展し、結果として介護保険給付の適正化という目的に反して高齢者の自立的な生活を阻害し給付費が増大するおそれがある。
 よって政府においては、次期介護保険制度改正における福祉用具、住宅改修の見直しについて、高齢者の自立を支援し、介護の重度化を防ぐといった介護保険の理念に沿って、介護が必要な方の生活を支える観点から検討を行うよう強く求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成28年6月14日
  埼玉県草加市議会
 内閣総理大臣 様
 厚生労働大臣 様

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