議第12号議案
木下博信草加市長の不信任決議
木下博信草加市長は、定例記者会見、広報紙、議会報告など公の場を利用し、収賄罪で有罪判決を受けた元助役の擁護ととれる個人的見解を繰り返し述べた。司法判断に異議を申し立てるつもりはないとしながらも、元助役に行政上の不正な指示はないといった矛盾した説明は、到底理解できるものではない。さらに、そのような元助役を副市長として復職させようと画策した。こうした行為は、議会や市民を愚弄するものであり、法令遵守の精神に反すると判断せざるを得ない。
このため、本議会は9月2日に市長不信任決議を可決したが、市長は、職を辞して市民の審判を受けることなく議会を解散し、広報紙でその理由を「職を退くと約2か月間市長不在になり、そうした予算を決定、執行することが困難になり、市民生活に重大な影響が生じることになります。」と説明した。市長が職を辞した場合、副市長が職務代理者となり市長の職務を行うため、補正予算等の決定、執行等は滞りなく行え、市民生活に影響はないことを市長は熟知しながら、自己の保身から市民を欺く説明を行ったものである。
このような、法を軽視し、常識から外れた論理を展開し、さらに市長の権威を悪用して広報紙等で市民に誤った認識を与えるような人物を市長として信任することは到底できない。
よって、本議会は再度不信任を決議する。
平成22年10月27日
草加市議会