請願第2号 (平成25年) 先天性風疹症候群を予防するための緊急措置を求める請願書
平成25年6月3日
平成25年6月6日
切敷光雄
佐藤勇
大久保和敏
平野厚子
新井貞夫
趣旨
風疹が近年になく流行しています。
2012年度の風疹年間発生数は、2,353人に対し、2013年は、1月1日から3月31日までに2,903人となっており、3か月間だけで昨年の発生数を超えています。
妊婦が妊娠初期に風疹にかかると、胎児に感染し、難聴・白内障や緑内障・先天性心疾患などを引き起こすことがあり、先天性風疹症候群とよばれています。これを予防するためには妊娠を予定・希望している女性に予防接種をすることや、すでに妊娠の可能性のある妊婦がいる場合、家族がウイルスを持ち込まないよう予防接種をうけることが肝要といわれています。
今回の流行の背景には、30代後半の男子には風疹の定期接種がなく、20代半ばから30代半ばは、個別接種であったために接種率が低く、社会的免疫力が低下していたという問題があります。現在は、1〜2歳の男女に無料接種を行っているために接種率は高いので、この1〜2年の大流行から大人の妊婦をどう守るかが、もっとも重要な課題となっております。すでに上尾市、朝霞市、入間市、桶川市、川越市など県内21の市で大人の風疹予防接種に費用の助成をおこなっています。
よって、次の通り要望いたします。
項目
一刻も早く、妊娠を予定・希望している女性、その家族で、予防接種をうけていない人・免疫のない人に、予防接種の助成を行ってください。