請願第6号 (平成18年) 高学年児童が安心して充実した放課後を過ごすことのできる施策の実施を求める請願
平成18年5月29日
平成18年6月1日
瀬戸健一郎
大野ミヨ子
新井貞夫
吉沢哲夫
浅井康雄
趣旨
共働き家庭や母子父子家庭などにとって、子ども達の放課後の生活を豊かに保障する児童クラブ(学童保育室)はなくてはならない存在です。子ども達をねらった不審者などによる、悲しい事件が後を絶たない中、児童クラブで楽しく充実した放課後の生活を過ごすことが出来るということは、保護者にとっては何よりも安心なことです。
草加・元気っ子クラブが運営している民設の児童クラブでは、必要とする児童の場合、6年生までの受け入れを行っています。しかし、現在草加市では、高学年児童にとって児童クラブは不要であるとして、公立児童クラブにおいては高学年保育を実施していません。さらに、民設児童クラブの高学年保育をなくすことも検討しています。親が不在でも一人で放課後を過ごすことが安心で安全な社会、時代であるならば、高学年の保育は必要ないかもしれません。しかし、残念ながら現実はそうではありません。子ども達を狙った不審者等による被害件数は、低学年児童よりもかえって高学年児童の方が多くなっています。
また、児童クラブに代わって、高学年児童を含めた全ての児童を対象としたような施策は、草加市にはまだありません。不審者事件が多発し、子どもの安全を地域全体でどう守っていくかということが大きな社会問題となっていますが、草加の高学年児童は、このままでは不安の中で放課後を過ごさざるを得なくなってしまいます。
高学年児童が、安心して充実した放課後の生活を過ごすことができるために、以下のことを請願いたします。
項目
1 高学年児童も含めて、必要とする児童が児童クラブに入れるようにしてください。
2 全ての児童が安心して充実した放課後を過ごせるような、施策を行ってください。