委第4号 大学との協働に関する決議
委第4号議案
大学との協働に関する決議
近年、大学との協働により学校教育やまちづくりを充実、発展させる取り組みを推進している自治体がふえ、これまで以上に、まちにとって大学の存在が大きいものとなっている。
こうした中、草加市においても昭和45年に獨協大学公開講座が開講されたのを皮切りに、これまでさまざまな大学とさまざまな分野において連携し、平成19年には獨協大学との基本協定が締結されるなど、大学との協働が進められている。
しかしながら、小・中学校における学生ボランティア補助教員制度が個別の学校単位で進められているように、すべての協働事業が体系づけられた中で実施されているわけではなく、また、学生ボランティアに関連する事故の責任の所在が明確にされていないことにより大学や学生に過大な負担を強いている状況もある。
市民や地域との協働によるまちづくりを推進していくためには、大学の存在は必要不可欠なものであり、市と大学とは、お互いに発展し合える関係でなければならない。
よって、大学との協働に当たっては、次の点に留意し、積極的に推進するよう強く求めるものである。
1 市と大学の役割分担や責任の所在を明確にし、協定締結の必要性を含め、大学との合意形成を進めること
2 学生がボランティア活動に安心して参加できるようにするため、保険制度や相談窓口を充実させること
以上、決議する。
平成20年9月25日
草加市議会