議第12号 地方債の充実・改善を求める意見書
提出者
平野 厚子
賛成者
切敷 光雄
宇佐美 正隆
佐藤 勇
議第12号議案
地方債の充実・改善を求める意見書
地方自治体においては、住民生活に関連した社会資本整備を計画的に推進するために地方債資金の確保は必要不可欠である。
しかしながら、地方自治体は低金利時代にもかかわらず、高金利な地方債を多く抱えている。
草加市の平成26年度末における一般会計・特別会計の地方債残高は1,017億8,149万円となっており、平成26年度の公債費99億1,133万8,000円のうち、利子額は17億8,134万円にも及んでいる。現在の低金利の借入利率からは大きくかけ離れた年利を有する残債が多数存在し、相当な財政負担となっているのが実態である。
よって政府においては、地方債の充実・改善を図るために、次の事項について、積極的な措置を講ずるよう強く求めるものである。
1 公債費負担の軽減を図るため、公的資金補償金免除繰上償還制度の対象となる地方債の年利の基準を5%未満に引き下げるとともに、繰上償還の期間や要件の緩和などの措置を講ずること
2 起債対象事業、充当率及び償還年限などの貸付条件の改善を図ること
3 住民生活に関連した社会資本整備を計画的に推進するため、所要の地方債総額を確保するとともに、良質で安定的な長期・低利の公的資金の確保を図ること
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成28年6月14日
埼玉県草加市議会
内閣総理大臣 様
財務大臣 様
総務大臣 様