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意見書・決議

詳細情報

件名

議第6号 埼玉県重度心身障害者医療費助成制度の見直しに関する意見書

提出者

提出者
 平野 厚子
賛成者
 大野 ミヨ子
 今村 典子
 斉藤 雄二
 佐藤 憲和

賛成者

本会議議決結果

議決日
平成26年3月14日
議決結果
否決(少数)

内容

議第6号議案

 埼玉県重度心身障害者医療費助成制度の見直しに関する意見書(否決)

 埼玉県は、重度心身障害者の医療費の自己負担分を助成する制度について、65歳以上の障害者手帳新規取得者を来年1月から対象外とする方針を明らかにした。
 今回の制度見直しについて、県当局は「高齢化が急速に進行する中、重度医療の対象者及び助成額は毎年増加し続けており、近い将来、制度の維持が難しくなるという懸念がある」と、その背景を説明している。
 しかし、重度障害者の多くは多数の診療科を恒常的に受診しており、支給の対象外とされるならば重い医療費負担を背負うことになる。障害者が医療費に心配することなく必要な医療を受けられるように、公的な保障を行うことは当然であり、制度維持を理由に年齢で受給者を差別し、受給に制限を設けることは社会保障の理念にもとるものである。
 ことしは4月からの消費税の増税に始まり、年金支給額の削減、新たに70歳になる人の医療費窓口負担の1割から2割への引き上げ、住民税の復興増税など、国民への相次ぐ負担増が計画されている。こうした負担増に加えて、今回の制度見直しが強行されるならば、障害者や高齢者の負担は一層耐えがたいものになることは火を見るよりも明らかである。
 よって埼玉県においては、重度心身障害者医療費助成制度への年齢制限の導入を取りやめるよう強く求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
 平成26年3月14日
  埼玉県草加市議会
 埼玉県知事 様

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