議第16号 防災会議に女性の視点を取り入れることを求める意見書
提出者
大久保 和敏
賛成者
小澤 敏明
佐藤 勇
平野 厚子
新井 貞夫
議第16号議案
防災会議に女性の視点を取り入れることを求める意見書
国の防災基本計画には、平成17年に「女性の参画」、「男女双方の視点」が初めて盛り込まれ、平成20年には「政策決定過程における女性の参画」が明記された。この流れを受け、地域防災計画にも女性の参画や男女双方の視点が取り入れられつつあるが、具体的な施策にまで反映されているとは必ずしも言えない。
中央防災会議の「東北地方太平洋沖地震を教訓とした地震・津波対策に関する専門調査会」が平成23年9月28日に取りまとめた報告書においても、防災会議へ女性委員を積極的に登用し、これまでは反映が不十分であった女性の視点を取り入れることへの配慮について盛り込まれている。
よって政府においては、防災会議に女性の視点を反映させるため、次の事項について速やかに実施するよう強く求めるものである。
1 中央防災会議に少なくとも3割の女性委員を登用すること
2 地方防災会議に女性委員を積極的に登用するため、都道府県知事や市区町村長の裁量により地方防災会議に有識者枠を設けることを可能とする、災害対策基本法の改正を速やかに行うこと
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成23年12月14日
埼玉県草加市議会
内閣総理大臣 様
総務大臣 様
男女共同参画担当大臣 様
防災担当大臣 様