議第6号 東日本大震災の避難者受け入れに関する決議
提出者
佐藤 勇
賛成者
大久保 和敏
平野 厚子
小川 利八
浅井 昌志
新井 貞夫
議第6号議案
東日本大震災の避難者受け入れに関する決議
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震においては、多くのとうとい命が奪われ、今も多くの方々の行方が確認されていない。さらに福島第一原子力発電所の大事故による放射能漏えい等、いまだ予断を許さない状況である。被災された多くの方々は、家族や家財を失った悲しみや苦しみに耐えて、避難生活を余儀なくされている状況であり、早急な被災者救済と被災地復旧のための支援が求められている。
現在、被災地においては、官民を挙げた被災者支援活動や復旧活動が行われているが、たび重なる余震や原発事故の影響により、復興までの見通しは全く立っていない。
そうした状況下で、福島第一原子力発電所から200km程度離れた草加市においても100人を超える方々が避難してきているが、被災地の状況や原発事故の処理状況からは、今後の避難生活の長期化や避難対象区域の拡大による避難者の増加が想定されるところである。
よって草加市においては、これまでも迅速に避難者を受け入れるなど適切な対応を行っているところではあるが、さらに必要な取り組みを鋭意推進するため、次の点に留意するよう求めるものである。
1 避難生活の長期化や避難者の増加に対応するための財源を適切かつ弾力的に措置すること
2 関係機関・企業等と協力体制を構築し、十分な住戸を確保すること
3 避難者の経済的負担の軽減策を講ずること
以上、決議する。
平成23年4月14日
草加市議会