議第3号 民意を締め出す比例定数の削減をしないよう求める意見書
提出者
平野 厚子
賛成者
今村 典子
斉藤 雄二
大野 ミヨ子
佐藤 憲和
議第3号議案
民意を締め出す比例定数の削減をしないよう求める意見書
政府においては、「参議院の定数削減」「衆議院の比例定数削減」が検討されている。
しかし、比例定数を80削減すれば、比例定数は100になり、衆議院は小選挙区300、比例100となり定数のうち4分の3は小選挙区で選ぶことになる。こうした比例定数削減は、少数党とこれを支持する民意を国会から締め出し、2009年総選挙結果での試算では第1党が参議院で3分の2以上の議席を得ることになる。また、小選挙区では、大半の投票が議席に結びつかない「死に票」となり、国民の民意はますます国会に届かなくなる。選挙制度は、民意を議席に正確に反映するものでなければならない。
よって政府においては、選挙制度の改定はより多くの国民の声を聞き、民意を締め出す比例定数の削減は拙速に行わないよう、強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成23年3月18日
埼玉県草加市議会
内閣総理大臣 様
総務大臣 様