議第10号 消費税増税に反対する意見書
提出者
大野 ミヨ子
賛成者
平野 厚子
今村 典子
斉藤 雄二
議第10号議案
消費税増税に反対する意見書(否決)
政府の閣僚から消費税増税をめぐる発言が相次いでいる。また、日本経団連が4月に発表した「成長戦略2010」では、消費税を一刻も早く引き上げ、法人実効税率を早急に引き下げるよう求めている。
1997年、橋本内閣が消費税を3%から5%に引き上げたとき、やっと不況から抜け出そうとしていた日本経済の腰を折ったように、今の時期に消費税を引き上げることは景気回復に冷や水を浴びせるようなものである。
3月の生活保護受給者数は過去最多の134万世帯に上り、前年度より12万5,473世帯もの大幅増となるなど、国民生活は一層厳しさを増している。
消費の落ち込みによりリーマンショック以降、中小零細企業、小売店の倒産・廃業はふえ続け、埼玉県内における1,000万円以上の負債を抱えた倒産件数は平成20年に586件、平成21年には636件となり、大企業の景気持ち直しとは裏腹に、中小企業の景気回復の兆しはない。
よって政府においては、消費税増税を行わないよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年6月21日
埼玉県草加市議会
内閣総理大臣 様
財務大臣 様