議第8号 介護療養病床の再編計画の中止を求める意見書
提出者
大野 ミヨ子
賛成者
平野 厚子
今村 典子
斉藤 雄二
議第8号議案
介護療養病床の再編計画の中止を求める意見書
2006年、厚生労働省は医療保険適用の医療療養病床を25万床から15万床に減らし、介護保険適用の介護療養病床を13万床からゼロにする計画を決定した。しかし、国民の反撃を受け、医療療養病床は各都道府県の目標に即し、22万床程度残す方針に転換したものの介護療養病床の廃止は変更されていない。
医療療養病床では、胃ろうの患者は診療報酬が低いため、入院を敬遠されがちであり、特別養護老人ホームも医療行為が必要な要介護者は入れない。
政府が進める介護療養病床の転換先とされる転換型老健には転換前と比べ医師が3分の1しかおらず、24時間の対応もできない。
介護療養病床が廃止されると胃ろうの人など医療と介護の両方を必要とする患者の行き場がなくなってしまう。
民主党は昨年の総選挙の政策に「療養病床を削減する介護療養病床再編計画を中止する」と説明している。
よって政府においては、介護療養病床再編計画を中止するよう強く求めるものである。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年3月19日
埼玉県草加市議会
内閣総理大臣 様
厚生労働大臣 様