議第13号 高校授業料の無償化を求める意見書
提出者
大野 ミヨ子
賛成者
平野 厚子
今村 典子
斉藤 雄二
議第13号議案
高校授業料の無償化を求める意見書(否決)
保護者のリストラや所得の減少によって、高校を中退せざるを得ない子どもがふえている。
これは、高校教育にかかる経費が余りに高過ぎるからであり、日本高等学校教職員組合の調査によれば、公立でも全日制高校の初年度の負担総額は授業料や制服、教科書代などを含め、平均31万円前後である。
OECDの調査では、日本の教育への公的な財政負担はGDPの3.3%で、OECD諸国の平均4.9%に比べ圧倒的に低い水準である。
また、高校授業料が有償なのは、OECD30カ国中、日本、韓国、ポルトガル、イタリアの4カ国のみであり、返済不要の給付制奨学金制度がない国は、先進国の中で日本、メキシコ、アイスランドの3カ国である。
よって政府においては、日本の教育水準、学力の向上を図るためにも希望するすべての子どもがひとしく教育を受ける権利を保障し、以下の事項を実施するよう強く求めるものである。
1 高校授業料を無償化すること
2 返済不要の奨学金制度を創設すること
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成21年9月29日
埼玉県草加市議会
内閣総理大臣 様
文部科学大臣 様